2014年 12月 20日
ここ2、3日は現場の雪片付けに追われておりましたが、屋根の雪片付けをしていると周りの建物の軒先につららが見られないことに気がつきます。 ![]() 理由はいくつかあると思いますが特に住宅の断熱性能、施工精度の向上が挙げられます。カラマツハウスでも「低炭素住宅認定基準」4地域の外皮平均熱貫流率をクリア(0.59w/㎡k)しておりますが、断熱性能と共に重要視しているのが外壁と屋根の通気層の確保です。特に熱的影響を直接受ける屋根部の通気層確保は住宅には必須ではないかと考えておりますのでそのあたりをご説明させていただきます。 こちらが屋根板金工事前の様子で通気垂木の間が通気層です。通気層ですから空気の入り口と出口が必要です。 ![]() まずは空気入り口施工状況。鳥やコウモリが入らないようSUSパンチングメタルφ5ミリを取り付けます。屋根ごとに取り付ける位置や大きさを検討します。 ![]() ![]() ![]() 次に出口です。暖められた空気は軽くなり上昇しますので屋根の最頂部(棟部)で空気を抜きます。 やはり出口側にも防虫通気材などで鳥や虫などが入り込まないようにします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 以上が屋根通気工法の概要です。また空気の通り道を作るということは水の通り道にもなり兼ねませんので雨水などの侵入についての対策を講じながら通気層を確保するのがポイントです。 これにて仕上げの板金工事に移っていきます。
by TUBAKISATO
| 2014-12-20 07:54
| 新築
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