2014年 07月 25日
梅雨が明けたようで連日暑い日が続き少々バテ気味であります。5月中旬からスタートした松代の家改修工事(設計:トモエ設計室)ですが難所である耐震工事と4.5間開口部工事が概ね終了したのでご紹介致します。 こちらは5月中旬解体時の外観。4.5間のスパンを柱1本で支えている状態。 新たに柱を4本立て補強しながら耐力面材でなく下見板を所定の釘にてとめる。新たな開口部位置が現れる。 ピーラー枠を取り付け。改修工事では付き物の立ち,水平に頭を悩ませている様子。大工はいつもの鈴木棟梁と白沢大工。実に頼もしいコンビです。 何とか建具枠と戸袋の造作が完了。枠の塗装も終え後はガラス到着を待つばかり。 ここからはちょっと細部について。(開口部の納まりは全て施工提案している部分ですので責任も重大なんです) まず今回は腐りやすい敷居をSTEEL平板曲げ物にて製作し土台及び柱に留め付けました。レールは磨き丸鋼9Φを浮かして溶接し雨水が切れるようにしてあります。 木製片引き込みの場合どうしても気密性能を確保するのが難しいのですが縦枠をしゃくり建具側の凸部が入るようになります。またモヘアを取り付け少しでも隙間風の侵入を防ぎます。 モヘアが框に接しています。 上部には隠し框の室内側にロールスクリーンを埋め込むスペースを確保しています。写真ではわかりませんがもちろん上部枠にもモヘアがついています。 取手は堀商店の角形引手、半回転取手はBEST。 引き寄せハンドルは中西産業。僅かですがハンドルで建具を引き寄せ気密向上に貢献します。 ということでいよいよガラス搬入日。幅約2M×高さ約1.9Mのガラスですから重さは100Kgを超えます。ちなみにガラスはLOW-Eガラスです5+A16+5で計26ミリ厚となります。3人掛かりでやっとこ運びます。 せっかくですからペアガラスの外周部シールが隠れるよう配慮してあります。ビスは1番ビットにて細かく留め、ビス頭が入りすぎないよう注意します。 ようやくガラスがはまり作業終了。 ここまで長かった・・・感無量。ではありません。まだこれから竣工に向けて皆でがんばります。
by TUBAKISATO
| 2014-07-25 16:49
| リノベーション
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